2009年9月15日火曜日

豊橋では車窓から稲荷寿司を投げないように

 豊橋訪問。この土地は初訪問。もう何度も、たずねているような気がしていたので、不思議な気持ち。名古屋に向かう際、新幹線内で「ただいま豊橋駅を通過」の掲示をみて、「おお、そろそろ降りるまわし(確か名古屋弁で"準備"の意味)せな、あかんがね」と思うことが多く、なんとなく親しみがあったのかもしれない。

 でも、何度思い返しても初訪問。

 初訪問の新発見。
 なんどか、この地に足を踏み入れているS君が、帰りがけ、新幹線に乗る直前に「ちょっとお土産買ってきます」と在来線の駅構内の売店に走り出す。
 何だ、何だとついていく僕。

 「いやあ、これがホントうまいんっすよ」と天ぷらあん巻き「藤田屋」のスタンド売店へ。粒餡とともに、カスタードクリームが添えられ、クレープ状に小麦粉の皮が大巻きにまかれている。そのほかクリームチーズが添えられているものも。


"珍しくて美味しい"記された藤田屋の天ぷらあん巻き


 売店のお姉さまも「おいしいわよお」とニコニコ愛想がよい。つられて僕も、カスタードとクリームを一本ずつ購入。この二本だけでもかなりのボリューム。



 となりには、稲荷寿司「壷屋」の売店も。ここの店員さんもとても感じがよく、プリプリした稲荷寿司がウインドウ越しに僕を手招きしている。

となりで売っていた壷屋の「稲荷寿し」  

 
 「豊川稲荷のいなり寿司だからね、油揚げの味付けが最高よ」と言われ、そうか豊川稲荷ならホンモノだ、と今から考えるとどうしてそう思ったのかわからないけれども、妙に納得してしまい、一折購入。
 帰宅後妻と食す。これが美味い! 酢飯がぎっしり詰まっているので、二人一折で十分。酢の具合ちょうどよしっ! 油揚げ、とってもジューシーちょうどよしっ! 出発進行おっ!!  と思わず指差し確認。いなり寿司は駅弁の王道、本当は車内で食べたかった。さすれば魅力倍増、おもいたって一人旅に出たくなる。
 豊橋の人もこれを食べると、あまりの美味さにかなり興奮してしまうらしい。包み紙を見ると「空箱を車窓外にお捨てになることを御遠慮ください」の注意書きがあった。


                 




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