ノンフィクション作家の加藤仁さんが、12月18日に亡くなった。
「僕がモノ書いているうちはさあ、七十になっても八十になっても、こうやって月一回ぐらいは一緒に飲もうよ、つきあえよ」と言ってくれてた仁さんが。
早すぎるよ、最後に飲んだの8月だったじゃないですか。
次の作品を楽しみにしていたのに。恩返ししなければならないことがたくさんあったのに。早すぎますよ。
「オイ、君はそんな顔するんじゃない」といういつもの言葉が聞こえてきた。
「そんな顔になります。加藤さん、やっぱり早すぎる」
葬儀の帰り、車窓からこの冬一番の美しい富士山の夕景を見る。
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