2011年2月19日土曜日

加藤登紀子さんとエディット=ピアフな夜

 自由ヶ丘に夫婦で買い物に出かけ、「ケチャップ」というお店で昼食。僕はパスタと妻がピザ。パスタは生めん。生めんのパスタと言えば、昔よく食べた代々木の「孔雀の舌」が美味しかったなあ。二日酔いの日に食べる、独特のカルボナーラの味はいまだに僕の味覚中枢に貼りついている。今は人形町に店が移転したらしい。

 ピザは3種類のチーズがのったシンプルなもの。ブルーチーズがポイント、美味しかった。

  モッツァレラとブロッコリーの生パスタトマトソース           3種チーズのピッツァ

夜は、六本木「スイートベイジル」で加藤登紀子さんのライブ。バックにジャズピアニストの島健という豪華な組み合わせ。二組のご夫婦と会場で待ち合わせ。 僕だけは一人。

 普段の登紀子さんのコンサートとちょっと味付けが違う、シャンソンを中心にそのときに登紀子さんが「歌いたいものをきっぱり歌う」ライブ。今夜は、彼女が愛するエディット=ピアフの物語が中心に添えられていた。 

 エディット=ピアフの作品「愛の讃歌」「バラ色の人生」、そして、登紀子さんがピアフに捧げたオリジナル「名前も知らないあの人へ」「ペール・ラシェーズ」。

 「名前も知らないあの人へ」はピアフが18歳のときに亡くした娘のことを思う夜のことを歌った。「ペール・ラシェーズ」はピアフと2歳で死んでしまった娘のマルセルが眠っているパリ郊外の墓地、パリ・コミューンに蜂起した市民兵士たちが多く殺された場所でもある。

 素晴らしい4曲だった。人生を感じた。生きる力を感じた。命を感じた。鳥肌がたちどおし、圧倒された2時間だった。

 よし、ピザとか食ってるだけでなく、今度は妻と一緒にコンサートへ行こう、と一瞬思う。

3 件のコメント:

前田 悟志 さんのコメント...

一瞬!?と突っ込んでおきます(笑)
ぜひぜひ、お会いしたいです。
息子さんにも!

池田正孝 さんのコメント...

あの夜は、本当に感動的でしたね。いつかほんと、みんなと一緒にお会いで来たらいいな。

池田正孝 さんのコメント...
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