2008年4月20日日曜日

叱るパワー

 公園で中学生を注意する。

 中学生5~6人が、軟球で思い切りノックをしていた。日曜日の午後、我が家近くの公園は、いろいろな年代の親子が遊びに来る。当然野球は禁止。 
 ものすごいスピードで中学生のノックしたボールが、ラグビーのランパスをしていたわれわれの間を横切り、そして2歳くらいの女の子のすぐわきをかすめて行った。一歩間違えば大怪我になるところ。中学生たち自身も一瞬ドキッとしたようだった。

 当然、女の子の父親が中学生に苦情を言うと思っていたのだが「こっちおいで」と娘に話しかけるだけ。
最近の日本の親父は、全般的に叱るパワーに欠けている。中学生は、へらへら笑いながらまた同じようにノックを始めようとした。

 切れた。一番近くにいる中学生に「おい、危ないだろ! ああいう小さな子もいるんだから、考えて遊べよ」と強く言う。いわれた中学生はあいまいな返事をして、仲間の元へと戻り「まずいよ」という感じで今度はバント練習のようなことを始める。別の仲間が、照れ隠しなのか「ぶつかってたら死んでたよな」などといっている。それを聞き、再び切れそうになるが我慢。

 ときどき、駅や公園で悪ふざけをしている子どもを叱る。妻は、顔を覚えられていて後から息子が一人のときに仕返しされるかもしれないからやめろと言う。僕だって一応怒って効き目のある人間と、そうでない者の見分けはできるつもり。もちろん自分の息子も人前で叱る。(これも妻は嫌がる)息子はと言うと「パパ、あのとき、絶対中学生たちに怒ると思ったよ」と平然。

 よしよしお前もきちんとアホガキを叱ることのできる親父になれそうだ。これで日本も少しは安泰だ。
 スイミング、1500メートル30分22秒。
 

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