2008年5月7日水曜日

不動前のウナギに目をシロクロ    charcoal grilled eel knockin' me down

 紀伊国屋書店の本社事務所が移転。今日から、渋谷から目黒に移って業務開始。

 新事務所の状況視察と打ち合わせを兼ねて、移転初日に訪問。ミネルヴァ・三上さんとわが社のスタッフO嬢と。


 東急目黒線・不動前駅から歩いて2~3分、すぐにおなじみのロゴが掲げられたビルを発見。1階には渋谷時代同様、とても感じのよい受付担当者。
 

 打ち合わせは、"偶然"にも午後6時ちょっとまえに、ひと段落。誰からともなく「時間もちょうどなんで、ちょっと場所変えて、食事でもしながら、、、」ということに。当然「よござんすね」となる。
 

 目黒不動へは何度か訪れているけれど、ちょっと一杯といった土地勘はない。どうしようかな、と思うか思わぬうちに「少し、気になる店がありましてねえ」と紀伊国屋・小野氏。引越し仕事が一段楽した後、事務所周辺をぶらりとした際に、気になるたたずまいの店を見つけたと言う。
 

 小野さんには、溝ノ口で名店「たまい」を教えてもらった。「小野さんが言うなら間違いないね」と、多少責任を押し付けつつ、まだ少し仕事が残っていると言う小野さんより一足先に三上さん、僕、O嬢の3人で"気になる店"不動前の居酒屋「太田屋」へ。
 

 教えられた道を行くと、すぐに薄暮の街に赤提灯が頬を染めて僕たちを待っている。縄のれんもおいでおいでしています。店内は数え切れないくらいの短冊に書かれたメニューに囲まれている。どれもこれも庶民的な値段。「こりゃいいや」「ホント、ホント」「やるねえ」とかいいながら、先ずは、生ビール。

                バンタンとは何か? 
 

 そのうちに、小野さんも合流。「やあ、大正解」「よかった」などといっているうちに、お店の焼きもの担当から、元気のよい「ウナギ蒸したてですよー、焼きたて、美味しいですよー!」の声。
 それまで、普通に出されたものだってなかなかのお味だったのに、こんなに大きな声で自ら「美味しいですよお!」なんていわれたら、もう頼むしかないじゃないですか。

 

 串にくるくると巻きついた「ウナギの串焼き」が僕らの前にやってくる。口の中に入れると、かりっとした皮とともに脂ののったウナギが口の中で溶け出す。唾液が舌の両脇からあふれてきて、騒いでいる。たれの甘さもちょうどいい。「うまいよー」と思わず涙ぐみそうになる。わけもなく「ウナギー!」と叫びたくなる。瞳孔が収縮する。(少し大げさか)
 

 店の看板にはホルモンとあるが、メニューは多彩、刺身の種類も豊富、今年中に何回これるかな。
 場所を変えての打ち合わせ大成功。
 

 目黒線は、来月六月に日吉まで延長される。僕にとってはとても便利な不動前。
 「一本で帰れるもんねー」「一本、一本」と"ママでも金"の人の応援団みたいになってご帰還。

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