しかし、バーに入っていきなりカレーでは、酒飲みの名がすたる、ともう一度メニューを凝視。すると、おでん(缶詰)とある。秋葉原で缶詰のおでんが買える自動販売機が流行っていると、テレビで見たことがあるな。
「例のあれですか」と聞くと「いいえ、銚子港だけで売ってるものです」とのこと。「召し上がってみますか」と実直マスターはイタズラっぽく笑う。
すたるほどの名ではないや、と思い直し即「いただきます」と返答。 きちんと盛り付けられたおでんが約1分後に登場。ボリュームたっぷり。大根や昆布、玉子、ちくわ、、、普通のおでんやさんの一人前以上のボリューム。まず、汁をすすってみる。
「う、うまい」出汁が半端でなく美味い。実直マスター、僕らの様子を見て、でしょ?みたいな感じでうれしそうにうなずく。
銚子港特産だというコクのある醤油と港に上がった鰹のダシを使用。こりゃいいや、と樽出しのビールとともに一気に食す。
メニューを見るともう一品「小あじのシークゥアーサーマリネ(缶詰)」を発見。これもいきましょう。
いやはやびっくりアジも美味けりゃ、シークヮーサーの酸味も絶妙にアレンジされマリネの味が引き締まっている。脱帽です。「とりあえずビール」の後のジントニック(ぼくの好きなタンカレーを使用)もグビグビ進む。
缶詰の味をほめるのもなんだとは思うけれど、感動です。「遊び心でメニューに加えたんです」とマスター。
「空き缶見せてくださいよ」と無理を言い、カウンターに出してもらい写真をパチリ。
「本日のハイボール800円」を最後にいただく。アイラウイスキーのダブルソーダ割。これも旨かった。そしてリーズナブル。
良い気持ちになってしまったので、カレーは食べられず。
今度はじっくり飲みたいな。そして、カレーも。
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