2008年3月7日金曜日

アンダルシアの風と「20歳のおやじ」

3月5日は、お久しぶりの方々と会う楽しい夜だった。
まずは、この日から銀座松屋で始まった「イシイタカシ展」へ。石井さんは、東京芸大出身、広告代理店のデザイナーとして活躍した後、スペイン放浪。今は、南スペインに居を構え、アンダルシアの光と風を感じさせるすてきな油彩画を描いています。そして、 フェレイローラという名の彼の住む小さな村の人びとの生活ぶりもエッセイとして紹介する、知る人ぞ知るスローライフ・アーティストです。石井画伯とのおつきあいは、かれこれ20年ちょっと。
 数年ぶり の再会、スペイン生まれの息子さんの敢歩(かんぽ)君とも久しぶりにお会いする。(写真は画伯と敢歩君)ちなみにカンポは、スペイン語でel Campo・草原とか大地と言う意味。すてきなお名 前。始めてあったときは、わんぱく小学生だったけれど、今は名前のとおり、とっても落ち着いたすてきな青年に成長していた。やはりDNAはあらそえない、彼も化粧品会社でデザインのお 仕事をしているという。 
 今回の個展では、多数の新作も展示されておりました。石井さんの絵に囲まれていると自由と幸福感に包まれます。オープニングセレモニーの会場では、15年ぶりにお会いする方も。石井さんの絵の前だとお互いラテン系人種に変身し、やあやあとがっちりハグし合ったりしてしまう。いやあホントに楽しかったです。
 我が家の壁面にも石井さんの作品を2点ほど飾らせていただいておりますが、この空間が我が家唯一の贅沢だといえるスペース。石井さんの絵を眺めてワインを飲めば「気分は、地中海」であります。

 まだ、愚息が幼稚園の頃、僕にはよくわからない彼が書いたいたずら書きのようなものを
画伯が見て「おー、うまい、うまい、対象物を面ではなくて、立体的にとらえている、いいよねー、ホント」なんていってくれて、とても幸せな気持ちになった記憶がある。ラテン系はほめ上手。

 ドーモドーモ、また近いうちに、と挨拶交わし、銀座松屋の大催事場をあとにして、赤坂の「ふじわら」へ。、これまた久しぶりに会う大学時代の同級生と食事をする。「ふじわら」、素晴らしいお店です。まだ若い2代目板長のすてきな和食を楽しみつつ、今度は気分は大学生、20年以上前にタイムスリップ、20歳の頃同様のアホ・バカ話に花が咲く。思い出話もときには心の栄養。
 親父ギャグを連発する"20歳"に戸惑っているようではありましたが、板長にはホスピタリティあふれる対応をしていただきました。多謝。
 ちょっと、このところくたびれていたので個展 と友人との食事、二つのイベントはちょっときついかなあと一瞬思ったこの夜、結果的に元気が出る楽しい"はしご"になりました。
 敬愛・尊敬する絵手紙大師匠・小池邦夫先生の言葉、「動かなければ出会えない」を実感した夜。


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