2008年3月2日日曜日

木久ちゃんおそるべし

 梅も咲き始め、木蓮のつぼみもちょっぴりずつふくらみかけて、沈丁花が春の香りをふりまいてくれるのもカウントダウン寸前。僕の尊敬する俳人、花田春兆さんの俳号そのままの今日は日曜日。春兆さんずいぶんお会いしていないけれど、お元気かな。などとほんわか考える。新しいことの始まりの兆しに胸がときめくこの時期、今年こそ始めよう、と新年に決意した事なども思い出し、まだ何にもしていないやと気がつくときでもある。焦りつつ桜の開花を迎え、そしてハナミズキの頃には忘れたことにする。
 この土日のいくつかの予定すら反故にしてぼんやり過ごし、いつものとおり近所のスポーツクラブのプールへ。1500メートルを29分30秒。いつもより30秒以上速いペース。となりのコースにきれいにクイックターンなどをする女性が泳いだりしていたので、やってやろうじゃあないかとついついスピードアップ。「どんな状況でもマイペース」これも今年の課題なのだが、、、。
 スポーツクラブから戻り「ロンQ!ハイランド」という番組を家族とともに見る。この中の1コーナー「プープー星人の逆襲」がとくに面白い。シャワーもそこそこ、あわてて帰宅し「プープーに間に合った!」と喜んでいる自分が情けない。でもハマっております。考えてみると、僕が1週間のうちで必ずみる番組は、この「ロンQ!」とそのあと同じチャンネルで始まる「笑点」 ぐらいだ。「笑点」なんてもう何年も見ていなかったが、最近になって息子といっしょに見るようになった。10歳のガキんちょが70歳に「木久ちゃん、もうなに言ってんのー」かなんか、突っ込みを入れている。”木久ちゃん”おそるべし。歌丸と楽太郎の「バトル」にも転げまわって喜んでいる。つられて僕も笑う。
 「笑点」を見て笑う自分なんて、10代後半からこっちまるで想像できなかったこと。自分が10歳のとき家族で見ていたものと同じ番組をその頃と同じ感覚で、今度は自分の10歳の子どもと見ている、なんかとっても不思議。
 「プープープー、プーププー(スターウォーズのメロディで)」とか「山田君てあれでもう51,2歳のはずなんだよ」とかなんとか言いながら、今年もやるべきことを先送りしてクリスマスを迎えてしまうのだろうか。 
 
 

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