2008年3月16日日曜日

沈丁花効果

 日曜の午後3時を過ぎると習慣でプールへ泳ぎに出かけたくなる。1500メートル・30分30秒。
 スポーツクラブからの帰り路、どこからか、沈丁花の香りが漂ってくる。ちょうど息子が仲良くしている同級生の家の前あたり。同級生の子のものと思われるズボンが、物干しに何本かかかっているのがちらりと見える。「いっぱい遊んで、いっぱい汚して、そしてお母さんが一所懸命、いっぱい洗濯してくれたんだねえ」沈丁花の香りに包まれていると、なんかこういう日常の風景にも、鼻腔の奥がツンときて涙腺を刺激されてしまう。
 沈丁花は僕にとっては、恋のはじまりを感じさせるような、そんな香りだったはずなんだけれどなあ。今は洗濯物をみて せつなくなっている。
 「沈丁花 花葉探して まわりみち」 なんちゃって。

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