まずは大垣へ。2年半ぶりぐらい。
その昔大垣と言えば、夜の11時30分過ぎ東京駅発の東海道線の普通列車に「大垣行き」というのがあり、「テツ」たちにとっては特別な存在であった。
明け方に岐阜県大垣駅に着き、乗り換えて朝の8時ごろには大阪に着くということで、この電車はいつでも鉄道好きの旅行客でにぎわっていた。と、ともに終電車として利用するアルコール度十分の勤め人たちにも価値のある電車で、僕も横浜に帰るために何度か利用したけれど、車内は旅人と酔人が同居する独特な味わいをかもし出していた。
僕の社の同僚が、学生の頃、茅ヶ崎に帰るために泥酔してこの電車を利用、すぐに眠ってしまい見知らぬ駅で目が覚めて、あわてて降りたら周りの人の言葉が変わっていた(名古屋弁)、というウソのようなホントの話がある。
大垣というと化学工業の街といったイメージがあるのだけれど、最近では工場の跡地に大型ショッピングセンターが建設され、それに伴って大きな書店がどしどしと開店している出版社にとっては重要な地域になりつつある。
ということで、S君と久しぶりの大垣へのご挨拶。書店の方々、お世話になりました。
大垣でお会いした書店の皆様・いろいろありがとうございました
とある書店で出版社にとってはこんなに悲しいものはないというワゴンを発見
昼食は、大垣駅そばのショッピングセンター「アクアウォーク」内の万豚記(ワンツーチン)で白ゴマ担々麺。これが絶品! スープにはとてもコクがあってかすかな香草の香り。そして麺は程よいアルデンテ。思わぬところでみつけものでした。いいぞ、大垣!
ということで、岐阜市内に移動して打ち合わせ。
打ち合わせ後、地元のT氏にクルマで関市まで連れて行ってもらい、鰻の名店「辻屋」。中部地方の鰻は蒸さずにじっくりと焼き上げるので、アブラがのっていればいるほど外はカリカリ、中はとろとろの感涙蒲焼となる。
で、「辻屋」の鰻も当然カリカリとろとろ。もちろん号泣。今月は、不動前「太田屋」で涙し、これで鰻に泣かされたのは2回目。もっと泣きたい。来月は近所(武蔵小杉)の「むさし野」へ行って泣こう。(元力士のあのおじさんまだ元気かなあ)
老舗の風格がただよう外観(関市・辻屋)
雰囲気のある「鰻の寝床」の店内 手入れが行き届いた中庭も魅力
カリカリとろとろ鰻丼、このご飯の中にもう一層天然鰻が隠されております(泣)
涙を拭いたその後、最近ちょっと元気のない柳ヶ瀬に移動。ウイスキーの水割りにカラオケ。いい気分で岐阜駅から22時近くの電車に乗り名古屋のホテルへ。
偶然、名古屋に出張に来ているという大学時代の同級生と連絡を取り合い23時過ぎに栄で落ち合う。柳ヶ瀬とうってかわってこちらは、深夜にもかかわらずパワーにあふれている。
友人の行きつけだという店に連れて行ってもらう。とっても気のいい女性たちの、機関銃のような名古屋弁の攻撃にも鰻パワーで巻き返し、白州12年をまたまた水割りで。
26時ごろホテルに帰還。ついに撃沈、ベッドに倒れこむ。
4 件のコメント:
BAROMOさん、更新の進みが遅いですよ。「忙しい」のは分かってますが、それは言い訳です。楽しみにしている読者を待たせないように。TIBFで夕方待ってますから。
fujisawa mikami様、どうもすみません。これからしっかりやります。TIBF、11日の夕方行きますよ。
ずいぶん昔の日記にコメントします(新しいのがないから!)。十年ぐらい前に仕事で行った岐阜中津川市の鰻屋さんを思い出しました。山や川が見渡せる丘の上にたつ、普通の個人の家みたいな食堂。よそのお家にお邪魔するような気分でした。でもうな丼はすごくて、やはりご飯の中に二枚目の鰻が隠されていました。
あんまり飲まないで、早く更新してくださいね。ま、人のことは言えないけれど。
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